参加者の声
藤枝さん

「掛け試し稽古会への思い」
2017年1月15日に初参加した
掛け試し稽古会。

この稽古会は、、、、

さまざまな流派の
空手家の人、
中国拳法の人、
少林寺拳法、
システマの人、
ボクシングやキックをやってる人
の武術交流の場。

そして
そういったバックボーンの違いを乗り越えて、
日頃練習している動きや型がどの様に生かせるか、
また、
身体の微妙な動きを会得したい、という(主催者の人の話を意訳)稽古会
だそうです。

その稽古会に2017年1月度に初参加しました。

この稽古会は紹介制とのことで、
私は、空手でもムエタイでもない、
刀禅の稽古会(前年の12月)に行ったところで
親切にも私に
刀禅の初歩の初歩を教えてくれた人、からの紹介でした。

この方は年が明けて1月から1年間活動停止中なので、紹介はしてくれたけど、 私の初参加の掛け試し稽古会には来られなかったのですが。

しかして、一人で全く知らない人たちとの掛け試しに
ワクワクドキドキで参加してみたのでしたが、
大変に楽しく面白く、動くことができたのを覚えています。

掛け試し稽古会は、体育館で2列に向かい合ってずらーっと並び、
1R毎に相手を換えて(機械的に横にずれる)手合わせをする、
という対人の自由組み手形式です。

が、毎回違う人と当たるに際しては
自分の名前の他、バックボーンを申告し合う、というルール。
当たりは強くせず、顔面は寸止めで止めるのが最高な状態。

相手のパンチやキックが入ったな、もらってしまった、と思ったら、
「もらいました。」「いただきました。」と言い合う事で殺伐とした雰囲気にならない様に、
という紳士的なルールがヒートアップを防いでいます。

実際に刃物を持っていたら、怪我をするわけなので、
入ったかどうか、という微妙な間合いをつかむのが狙い、ということだそうです。

もともと私は、
刀禅というボディーワークについては、何かわからないままに参加しつつも
武道や武術とはちがった微妙なボディワークではあるけど、
何か心地よい、継続していきたい感じがして、
なるべく参加しようとしてきたのでしたが、
この掛け試し稽古会の主催者や参加者の多くの人が
そういった微妙な感じ方を会得するためのボディワークに興味が在る方の様で、
単なる殴る蹴る や力の制圧ではない、技や間合いの微妙な試し合い、に
重点を置いている様にも感じられ、
日頃のジムでのスパーリングには無い部分も多くあって大変に興味深く、
勉強になると感じました。

主催者の方には、次回以降、女性を多く誘っていただきたい、
という事を言われたのも、女性が入るとみなさんの微妙な感覚が鋭くなるのではないか、ということだそうで納得です。

最近では、初参加者や女性にも安心して参加できるルールがさらに整えられて、
ビデオでもルールの解説もあり、
また、
普通の掛け試しの前に定歩(足を固定したまま)で、
競技推手に似た(パンチもあり;当てないが)
テクニカルハンド
という対人稽古も取り入れて、
さらに導入しやすくなっている工夫がみられてすばらしい、と思います。
ですから、女性の様々な武道、武術、格闘技の人にもっと参加してもらいたいです。

ここで様々な武道格闘技の人と知り合ったり、
普段対戦したり、見たことの無い動きも経験でき、
本当にたくさんの事を学ばせていただいています。

今後もさらに発展していく事を願ってます。
また、参加する時を楽しみに、日頃の練習に励みたいです。

私は普段は週に3日〜5日キックボクシング(ムエタイ含む)と
空手を1〜2日(古流とフルコンタクト)
を練習しているのですが、
ほとんど異種格闘技、異種武道の人たちについては
全く知己が無かったのでしたが、
この稽古会で人脈も視野も広がりました。
感謝です。