参加者の声
古流空手 干場 義生

私は古流空手を修行しています。

“競技ルールに捉われず、実戦での生き残りを追求した本来の空手、100年以上前の空手”がどのような姿であったのかに興味を持ち、それを知り伝承するために修行を続けています。

掛け試し稽古会は勝ち負けにこだわる競技では無いからこそ、競技では使えないような技も含め、安全に試すことができるため、私にピッタリの稽古会だと思います。これまでに、富山県の稽古会に3回ほど参加しました。

稽古会に参加してまず驚いたことは、太極拳、システマ、フルコン系空手、伝統派空手、古流空手、ジークンドー、シラットなどなど、実に多様な背景を持つ方々と練習できることです。

空手の修行者同士の練習では飛んでこないような角度からの攻撃が飛んでくるので、非常に勉強になります。他流の技を”いただいた”反省を稽古に取り入れると、古流の型にはその対処法がしっかり組み込まれていることを発見できました。

また、このように多様な背景の方々ではありますが、同じような目的で集まっている分、稽古後は話に花が咲きます。種類は違っても、自分と同じくらい何かの武術が好きな方と交流できることも掛け試し稽古会の魅力だと思います。

私は掛け試し稽古会に参加を初めてから日が浅いですが、今後はぜひ、別地域の稽古会にも参加してさまざまな方々と技術交流や親睦を深めていきたいと思っています。

古流空手
干場 義生